評伝・研究書
偉大な友に捧げる讃歌 素晴らしい人生は、 生命の炎が燃え続ける限り学ぶことであり、 格闘するすべての魂や、 勇気・希望を鼓舞することである 本書はフランスの詩人ピエール・ジャン・ジューヴの評伝『生きているロマン・ロラン(Romain Rolland vivant 19…
人生の道づれへのオマージュ 「ロマン・ロランがなしとげた最高の偉業は 人と人とを、心と心を結びつけたことである」 (宮本正清の言葉 P233) 本書はロマン・ロラン協会にゆかりの21人が綴った、ロランへのオマージュである(目次はこちら)。人生を…
未発表資料含む貴重な写真で生涯たどる 未亡人たちの涙よりは、 馬鹿ものの嘲笑を 背後から浴びるほうがましである (第一次大戦時・P96) みすず書房『ロマン・ロラン全集』(第二次・全35巻)の別巻として出版された『写真集 ロマン・ロラン』は、ロ…
〝欧州の良心〟の生涯をたどる 勇気をおもちなさい、 そして人類が更新されつつあり、 大きな任務が山ほどある 悲劇的な時代に生きていることを、 幸福としてください (ある日本人宛のロランの手紙から P4) 『ロマン・ロラン展』は、〝欧州の良心〟と讃…
賢者の魂を宿した女性の生涯 マルヴィーダは最も広い意味で深く宗教的な性質の人であった。 自然の美しさと、最も純粋な、最高の成果における芸術と、 愛や友情からのいろいろな啓示は彼女の心を敬虔にした。 彼女の晩年の日記に次のようなことばを私たちは…