ロマン・ロランと生きる

フランスの作家ロマン・ロラン(1866~1944)に関する情報を発信するブログです。戦中・戦後の混乱期に幼年時代を過ごした人々の間では、ロランは必読書だったそうです。人生の師と仰ぐ人も少なくありません。現代の若者にはあまり読まれていないようですが、ロランと同じ精神の家系に属している人は少なからずいるはず。本ブログがロランの精神的兄弟たちを結び付ける場になれば幸いです。

ロマン・ロラン全集

『ロマン・ロラン全集【41】書簡9 精神の独立』みすず書房

師弟の薫陶 きみはけっして苦しみに事欠かないだろう! 一年の最初の数ヵ月は冬のうちもっとも厳しい。 しかし春はすぐそこにある。 きみは春をわがものとするだろう! (ロラン 1934年11月23日付 P298) みすず書房『ロマン・ロラン全集』の第…

『ロマン・ロラン全集【19】エセーⅡ』みすず書房

政治と芸術のエセー 人生は進歩のための、 前進のための絶えざる闘いです(P68) みすず書房『ロマン・ロラン全集』の第19巻はエセーⅡとして、政治論Ⅱ(1935~1944)と芸術論(1891~1940)を収める。具体的な収録内容は次の通り。 【…

『ロマン・ロラン全集【26】日記Ⅰ』みすず書房

若き日の日記と記録 自分がもはや誰かの生徒でなくなり、 他人の思想ではもはや満足できず、 自由に、完全に自己であろうと欲するときには、 理解されなくても不平を言ってはならない(中略) 行動したまえ、君の内部にまどろんでいる世界を実現したまえ。 …