ロマン・ロランと生きる

フランスの作家ロマン・ロラン(1866~1944)に関する情報を発信するブログです。戦中・戦後の混乱期に幼年時代を過ごした人々の間では、ロランは必読書だったそうです。人生の師と仰ぐ人も少なくありません。現代の若者にはあまり読まれていないようですが、ロランと同じ精神の家系に属している人は少なからずいるはず。本ブログがロランの精神的兄弟たちを結び付ける場になれば幸いです。

ロマン・ロラン研究所が「ユニテ」43号を発行


ロマン・ロラン研究所(京都市左京区)は、会報誌「ユニテ」43号を発行した。京都大学・曽我部真裕教授による講演「戦後七〇年と憲法九条の意義」、甲南大学のディディエ・シッシュ教授による「『ヴェズレー日記(一九三八―一九四四)』をめぐる考察」のほか、2015年11月に起きたパリ同時多発テロ事件の際、現地に居合わせた賛助会員・長谷川和宏氏によるリポートなどを収録。拙稿「ロマン・ロランの愛弟子 ジャン・ド・サン=プリ」も掲載していただいた。「ユニテ」43号はロマン・ロラン研究所のホームページで読める。


『ピエールとリュース』の感想文コンクール 原稿募集中


「魂に背く出版はしない」を社是に掲げ、2013年に設立した出版社の鉄筆は、ロランの小説『ピエールとリュース』(渡辺淳訳)の新版刊行を記念して、同書の感想文コンクールを開催、原稿を募集している。

優秀作品には鉄筆社特製の図書カードを進呈する(10人・各1000円分)。参加資格は不問で、文字数に制限はない。ただし、応募はメールでのみ受け付ける。締め切りは2016年3月31日(木)。

詳細は「鉄筆通信」まで。