ロマン・ロランと生きる

フランスの作家ロマン・ロラン(1866~1944)に関する情報を発信するブログです。戦中・戦後の混乱期に幼年時代を過ごした人々の間では、ロランは必読書だったそうです。人生の師と仰ぐ人も少なくありません。現代の若者にはあまり読まれていないようですが、ロランと同じ精神の家系に属している人は少なからずいるはず。本ブログがロランの精神的兄弟たちを結び付ける場になれば幸いです。

関連人物

アンドレ・シュアレス自筆書簡【1】アリス・カンプマン宛

厳しい作家の温かな批評 真実に目をふさぐことなく 人生を愛することは素晴らしいことです。 それが自分自身の情熱から発したものであり、 人生から流れ出る多くの残酷さや醜さを隠すことがなければ。 フランスの作家アンドレ・シュアレスの自筆書簡である。…

『異形の精神 アンドレ・スュアレス評伝』

少数に愛された孤高の詩人 ぼくは創造すること、書くことだけが願いなのだ (1888年 ロマン・ロラン宛の手紙 P61) 宇京賴三著『異形の精神 アンドレ・スュアレス評伝』岩波書店 20世紀前半のフランス文学・思想界で重要な役割を果たしながら、正当…

ルネ・アルコス 自筆書簡

人類連帯の理想に燃えて いつも私を魅了してきた出版の世界、 そしてフランスのために成すべきことが多くあります。 平和が訪れたらお会いしましょう。 もし平和がいつの日かやってくれば、ですが。 フランスの詩人ルネ・アルコスの自筆書簡である。文芸誌「…